shirococco’s blog

日々の暮らしの中から[お気に入りモノ、学び、トレンド、ブログの事]を発信します。

【父】の残した言葉

こんにちは しろこ です。

今回は[わたくしごと][父]のお話をしていきます。

 

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私は父の事が嫌いでした。

 父は亡くなる3年ほど前に

かなり進行していた癌がみつかり

入退院を繰り返していました。

そのころ、東京の実家に帰ると

母の手書きのメモが冷蔵庫にたくさん貼ってありました。

「ニンジンの栄養素は[ビタミンA]~~に効果がある。」

「レモンの栄養素は[ビタミンC]~~に効果がある。」

など。

私は、それを見て[栄養学]の勉強を真剣に始めました。

いまでは講師という肩書きですが

始まりはそんなところです。

 

1年も持たないと言われていた父は

栄養学の知識も虚しく

それから3年経ち他界しました。

もう5年ほど前の話です。

 

当時、地方都市に住んでいた私は

休みをとって

家族と共に、東京の病院に父の見舞いにいきました。

大きな病院のロビーで母と合流し

そのまま、エレベーターに乗りました。

母が押したエレベーターのボタンは[B2]でした。

 

そのまま、葬式が終わるまで数日間泊まりました。

 

私から見た父は

決して尊敬できるような人ではありませんでした。

 

父の葬式の日

家族葬レベルで行うと聞いていた式に

驚くほどの人数の人が訪れました。

会社関係の人たちや友人

私より若い人たちも大勢参列し

大声で泣いていました。

 

たくさんの初めての人に挨拶をされ

私は本気で驚きました。

 

母に聞きました。

「親父は慕われていたの?」

 

母は父が言っていたことを教えてくれました。

「息子が誰かの世話になっているなら、その役目は俺じゃなくていい」

「俺はその分、誰かの世話をするから」

 

そのとき始めて、私は涙が出ました。

 

人は巡り巡って、支えあっていることを痛感しました。

 

私はそれから、人に優しくなりました。

人に感謝をするようになりました。

 

父から直接教えてもらったことは、ありません。

ですが、父が多くの人に教えたことは

巡り巡って私の糧になっています。

そのことに気づくことができたのは

父が亡くなってから

 

それでしか気づけなかった私を

それでも愛情を持ってくれていた父に

いまさらながら感謝します。